波多野歯科医院には他の歯科医院では行えないとされるインプラント治療を行える技術力があります。お悩みの方は一度ご相談に訪れてください。
不整な歯並びや不正咬合は乳幼児期よりも、永久歯が生えてくるころによりはっきりと現れます。その原因として遺伝による先天的なものと、生活習慣による後天的なものがありますが、どちらかというと遺伝よりも後天的な原因の方が、歯並びに大きく影響するようです。
歯の大きさや本数、あごの骨の形などはある程度親から子へ遺伝します。親の歯並びが悪いからと言って必ず子どもも悪くなるというわけではありませんが、不正咬合を起こしやすいと言えるでしょう。しかし、歯の生え方や顔の形などに日頃から注意したり、歯科での定期健診を受けたりするなど、防ぐ方法はあります。また、先天的な顎変形症(上顎・下顎前突など)の治療にはほとんどの場合健康保険が適用されます。
例えば、指しゃぶりや、舌で歯を押すクセがあると、歯が咬み合わなくなることがあります。これは歯列矯正と同じような仕組みで、毎日少しずつ力を加えることで歯が動いてしまうのです。小説「風と共に去りぬ」の中にも、「指しゃぶりをしていると唇の形が台無しになる」という記述がありますが、これも歯並びが乱れることで口元が突き出してしまう、ということを言っているのかもしれませんね。
また、いずれ生えかわる乳歯だからと虫歯を放置しておくことも歯並びの悪くなる理由の一つです。6歳臼歯と呼ばれる最初に生えてくる永久歯は、奥歯が虫歯で抜けていたりすると、正しい場所に生えてこない場合があります。その結果、後から生えてくる歯に影響が出てくるのです。
その他の原因として、最近増えている口呼吸があります。本来呼吸は鼻で行うものですが、日本人の半数以上、小学生では8割が口で呼吸をしていると言われています。「歯並びとどんな関係があるの?」と思われるでしょうが、実は大いにあるのです。
口呼吸をしていると、口が開いている時間が長くなります。その結果、口の周りの筋肉がゆるみ、下あごや舌が下にさがってしまいます。すると、均等にかからなくてはならない歯への圧力が偏り、前歯が出てしまったり、すきっ歯になりやすいとされます。一説によれば子どもの歯並びを悪くするいちばんの原因はこの口呼吸にあるとも。口呼吸は歯並びだけでなく、虫歯や口臭にも悪影響があります。口中が乾燥することによって唾液による自浄作用が低下し、細菌が繁殖しやすくなるためです。
舌のクセだけでなく、普段どちらか一方だけで噛む、頬杖をついたりいつも同じ側を向いて寝たりするなどの生活上のクセも咬み合わせのバランスを崩すことがあります。バッグを片方の肩にだけかけ続けているとそちら側が下がる、と聞いたことはありませんか?それと同じで、あごの位置がずれて、外見的にも顔のゆがみとして現れることがあるので、注意しましょう。
歯並びが悪くなる原因は一つではありません。生まれつきあごが小さい子が舌で前歯を押すクセがある、あるいは指しゃぶりをしているなど、誘因は複数重なっています。歯並びや不正咬合を早く発見し、処置をするためには定期的な歯のチェックが必要です。
大人の場合でも、気軽に相談できるかかりつけの歯科医を持つようにしましょう。
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